Gundam Thunderbolt

なぜ今更Gundamか?

まぁ,菊池成孔にやられたからですね.



JazzのOSDとしては,かなりイケています.
そういえば,

これが,JazzのOSDとしては定番というか,他はどれもイマイチなのは何故なんでしょうね.
Blakey,Coleman,MJQと色々あるのは聴いたりはしているんですが,もっと良いのがあるのかも知れません.

映像と音楽


音楽と演技・人の動作がシンクロしているっていうだけだと,実は普通にミュージカルでしかないんですが,この”Baby Driver”や”Gundam Thunderbolt”のシンクロの仕方って少し感覚が違うような気がする.
上手く違いが説明できないけど,普通のミュージカルは,多分演劇系・ダンス系の人達の感覚で,人間の肉体の躍動衝動が主で音楽が従という感じな気がする.
この二つの映画は,音楽が主で,それに従属している人間の動きを観て楽しむ系に属するような気がします.

戦争反対

Gundamシリーズって,反戦というか厭戦な主題のものが多い(全部観てないから分かりませんが・・)
戦争が嫌いという感覚がありながら,戦争を描くという矛盾.
戦争が嫌だというだけでは実は何も進まなくて,どうしたら無くなるのかを具体的な方策として議論しないとねぇ.とは思っていますが,これはそんなに簡単に答えがでないんでしょうね.
不思議なことに人類の歴史は戦争だらけなので,最近の歴史でいうと第二次世界大戦から70年位の平和だと,戦争が根絶した証拠にはならないのかなと思います.
ということで,どうしたら戦争が無くなるのか具体的にどうすれば良いかを明確にしたり,それを実行したりするのは,多分僕の人生だけでは時間が足りなくて,次世代に引き継いでいくしかないんだろうなぁと思います.
ってなことを考えると,何故戦争が不毛か,をこういうGundam見たいな映画で,唱え続けるしかないんだろうなぁと思います.

北朝鮮のエライ人も映画位観ているんだとは思うんですが,偏向しているんですかね?
偏向しているとしたら何が偏向させているのかは,実はちゃんと分析しないといけないのかも知れません.
アメリカの大統領もそういう意味では興味深い研究材料かも知れません.

団地~エグミのある役者さん達のファンタジー~

大阪弁っていいよねぇ

熊本出身で,大学を卒業するまで,住んだところといえば,熊本,鹿児島,(記憶にないけど)宮崎しか住んだことがありません.
就職してから東京に住んでいるんですが,九州人特に熊本人は,相手が熊本弁でしゃべらないと,敢えて熊本弁は使わない(使えない)ようです.
こちらに来てから,初対面の人と標準語で喋っていますが,相手が熊本出身者だと分かってもなお,お互いに標準語で喋り続ける民族のようです.
でも,方言のカタルシスの能力(治癒力?)は結構快感があります.”つかれた”を標準語で言うのと,熊本弁でいうのでは,自分を癒やす力が段違いです.就職して仕事を始めたせいもあるかも知れませんがストレスが溜まってくると,なぜこのストレスがなくならないんだろう?と不思議に思っていましたが,どうも方言の治癒力を失ったというのも一つの要因だったようです.
ということで,この映画の大阪弁です.
そういう治癒力に溢れています.そんなに大して聖人君子が出て来るわけでもなく,北野武の映画のように悪人が出て来るわけでもないですが,まぁ普通によくいる一般のちょいワルな登場人物ばかりですが,大阪弁の治癒力が全く悪印象を与えません.
むしろ,標準語で喋る(エイリアン役の)斎藤工の方が,なにか悪人というか一癖ありそうだと,警戒しながらストーリーを追うことになりました.

コメディなファンタジー


ストーリーがこの映画に似ているんですね.やっと思い出しました.
まぁ,ロボットみたいなのは出てこない(斎藤工がロボットっぽいですが)し,当然役者は普通に英語を喋って,関西弁ではないので,違いはあるけど,ストーリーというか設定はかなり酷似.
まぁ,とはいえ,岸部一徳が団地の床下倉庫に隠れたり,エイリアンのために漢方薬を作ったりはしないので,単に似ているって言い出すと,きりがないですが.
最初は,なんかまったりした大阪の生活感のあるコメディ映画かなぁと思って観ていると実はファンタジーだったというのは,なんか意外性があって,ちょっとニンマリしてしまいます.

オーバー・フェンス~蒼井優・オダギリジョーのささいな狂気~


このキャストだと外れない

2016年の日本映画.山下敦弘という人の監督作品だそうだが,映画.comで調べた範囲だと,この作品が初めて観る作品になるようです.
オダギリジョーが主演かな?,蒼井優がこういう役をやると無敵ですね.
オダギリジョーも蒼井優も,現世感がないというか,なにかこの世で生きている人という感じがしない.
前にも書いたかも知れないけど,蒼井優は狂気の入った女性,偏った観方だとは思うけど女性って本性として狂気を持っているような気がしますが,そういう男性からは計り知れない”狂気”的なものを,この世の境界で演じることのできる稀有な女優さんな気がします.
オダギリジョーもそういう境界にいる人ですね.この世と,この世と違う世界との境界にいる感じがします.

ストーリーが印象的

たぶん,ストーリーが良いのだと思いました.原作は,


の本の短編になります.まだ読んでいる最中なので,映画のストーリーとの違いは分からないですが,映画の方は,東京で真面目に働き子供も生まれたサラリーマン(オダギリジョー)が,奥さんの育児ノイローゼをきっかけ故郷に戻り,失業手当てをもらうために職業訓練校にはいるという設定.
そこで,鳥の求愛行動を真似るのが巧い,少し変わった女性(蒼井優)と出会い.恋愛するようになる.
職業訓練校では,人生経験も様々な人達が集うなか,なにかギクシャクした人間関係が進行していきます.
オダギリジョーが若い生徒との飲み会で,”お前らはこれからどんどんつまらない時間を過ごすことになる”と凄むシーンがとても印象的でした.
ある年齢を超えると,学生時代よりも効率的に学習したり知識を得たりすることの出来るノウハウや,時間を無駄にできないという切迫感から,さらに効率的な時間を過ごすことができるようになりますが,一方で学生時代のような”ワクワク感”とは疎遠になってしまいます.
そういう感覚をとても上手く表現していたなぁと思います.
ラストでオダギリジョーがオーバー・フェンスするのは,単なる爽快感というよりは,なにか中年の閉塞感との対比なのかなぁと思ったりもします.

TOO YOUNG TO DIE ~宮藤官九郎の落語的ななにか~


宮藤官九郎ワールド

2016年の日本映画.新宿のTOHOシネマで予約していたはずだったが,公開当時に観光バスの事故があって,公開が延期になって,観ることが出来なかった記憶がある.
というわけで,WoWoWで録画して改めて観る.宮藤官九郎ワールド全開です.好きな人にはオススメですし,嫌いな人はダメでしょうね.
私は割りと好きです.

宮藤官九郎は落語好き?


この印象があるせいでしょうか?観ていてなぜか,落語的なストーリーだなぁと思ってしまいます.
大学生の頃に何故か親父が落語のカセットテープを大量に購入しました.こういう行動は結局オレに遺伝していることがよく分かる.LP棚・CD棚・雑誌棚を眺める度にそう思う.
人間の「生き死」や「輪廻転生」とか仏教的な内容は落語のテーマにも多い.が,なんか”節回し”(映画・演劇の場合”ストーリー展開”かも?)が落語的な感じがする.
あまりフィットしている落語ネタを調べてみても出てこないが,「品川心中」・「らくだ」とかの印象が強いせいかも知れない.

ロック・オペラ?

ストーリーは割りと落語的(勝手な思い込みかも?)ではあるものの,音楽は割と良い.

この人が出て来るだけで,もうちょっと現世感から離脱できます.存在感が凄いです(かなりチョイ役ですが).あとはCharとか野村義男とか,宮藤官九郎ってギターフリーク?っていう感じの脇役の揃え方です.
タイトル曲も,なんか中高生が文化祭用に作曲した?って思わせるようなチープ感があり,中途半端にキャッチーで映画に合っているなぁと思う次第でした.

さよなら歌舞伎町

概要

2014年の日本映画,​染谷将太,前田敦子が出演.
前田敦子の演技は印象が薄いが,​染谷将太は存在感がある.これまでに観た映画が前田敦子の場合,

だったし, というせいかも知れません.

エッチなシーンが多い映画

歌舞伎町っていうと,危ない街(日本なので大したことないですが)という印象がありますが,今の歌舞伎町は一頃よりかなり綺麗にかつ安全になってような気がします.
そもそも,そんなに変な店に行かないですから・・・雰囲気の問題かも?
でも,今でも適度にいかがわしさが残っていて,実は嫌いな街ではなかったりします.最寄りが西武新宿駅というのもあるかも知れません.
ってな感じなので,確かに今でも性風俗の店がありますが,別に特段多いという感じもしません.
この映画だと,そういう性風俗のサービスを結構リアルに映像化しています.
中高生にはオカズによいのかも知れませんが,中高年が家族と一緒に観るのは,少し胆力が必要かも知れません.
数シーン早送りしました.

内容と感想

ちょっとした群像劇.こういう構造の映画は好きです.
基本単位は男女のカップルの組み合わせ,一見普通のよくあるカップル(前田敦子,染谷将太),時効を待っているカップル,韓国から来日しているカップル,警察官同士で不倫しているカップル,が登場します.
これらのカップルが,染谷将太の勤務する歌舞伎町の安ホテルを舞台に,微妙な絡み方をしつつ,物語を構成していきます.
ロバート・アルトマンの映画に,セックスシーンを分団にふりかけた映画とも言えるかも知れません.