光~美しいものと奪われるもの~

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2017年の日本・フランス・ドイツ合作.大泉Tジョイシネマで観る.
会社の福利厚生でチケットを安く手に入れたのに,駐車券をカウンターでチェックしてもらうのを忘れたので,駐車場代が\1,000を支払うことになってしまい.少し凹みながら帰ってきました.

とても良い映画でした

いいですね.河瀬直美.素晴らしい.

こちらを以前観ましたが,これも良い作品でした.
監督の性別を云々するのは少し間違っているかもしれないけれど,ある種の美意識と,女性的な優しさが共生している感じがします.

テーマがいいです

”光”を失った人,失いつつある人と,失う可能性のない人の交流を描いています.
なにか重要なもの(光)を失う,失いつつある人と,失う可能性のない人の交流とも言えます.
私自身,50歳代という人生の折り返し点を迎えて,いろいろなことを失いつつある人になりつつ,失い可能性のない人と仕事を共にしています.
もっと上の世代の人(失った人)とも仕事しています.
今なにを失う覚悟をしているのか?
”失う”という言葉の意味を理解できる良い作品でした.

アップシーンが多いです

光を失いつつある人の目線.目線ではないかも知れませんが,
なにかそういったものを意識しているせいか,アップのシーンが多いです.
最初は情報量が多いなぁと思いながら観ていましたが,永瀬正敏の役柄もあり段々と感情移入できます.
彼が,なんにか取り憑かれたように二眼カメラのファインダーに目を凝らすシーンを観客に追体験させる意図があるのかも知れません.
そういう意味でも感情移入ができます.

字幕付きなのも好印象

日本語の映画なので,別に要らないとは,まぁ思いましたし,ハンディキャップのある人のための演出とも思ったりしました.
全体の作品に良い印象をもったせいか,これも最後には納得感がありました.
光を失った人だけではなく,音を失った人にも向けた映画なんだよというメッセージと理解していたりします.

ってな感じなので,多分今年のベスト1な映画になりました.(多分,後半年あるので・・)

海よりもまだ深く~2017年GWな映画(5)~

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色々ツイてない

2017年のGWは,天候にも恵まれて良い休日を過ごしています.
娘が浪人しているということもあり,家族でお出かけということはないですが,平穏な日々です.
とはいえ,
4日は鳥の糞が電線から右肩を直撃.帰宅後洗濯.
5日は楽しみにしていたウッディ・アレンの映画が,劇場で途中停止.
は~~
なんかこの映画に出てくる阿部寛のような感じです.無精髭を剃ってませんしね.

本題の映画

2016年の日本映画.是枝裕和の監督作品で,樹木希林,阿部寛,真木よう子と鉄壁の配役です.
これでわるい映画なわけがありません.
相変わらず,是枝裕和の映画は家族がテーマ.
昔,樹木希林と真木よう子を般若(菩薩?能面だったっけ?)と書いた記憶があるが,まぁあっているなぁと再確認.
小山薫堂は,是枝裕和の映画ではこの映画が一番良かったと言っていたが,”誰も知らない”が,私的には一番新鮮だったかもしれない.
ドラマがありそうで,ない,という独特な語り口と,印象的なセリフ.
日本映画ってこういう感じが好きです.

映画:起終点駅 ターミナル

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2015年の日本映画.

尾野真千子の背徳

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以前もどっかでおんなじようなことを書いているかもしれないけど,尾野真千子の背徳感が半端ないなぁと,この映画を観て確認したのかも知れない.
朝ドラ”カーネーション”で不倫(とはいえもう旦那は死んでいたが・・)のエピーソードとかあったが,朝から濃い話だなぁとか結構印象に残っていた.
なんか,どうもこういうトラウマがありつつ,なにか心に闇を持っていながら,独特なバイタリティというか,生命可感のある女性を演じさせるとこの女優さんの右にでるとは居ないのかも知れない.

本田翼の謎

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CMとかでよく見る女優さんで,あまり印象に残っている人でもなかった.美人さんですが,色がないという感じ.
この映画だと,”お兄さんが同級生を妊娠させてしまい,同級生を実家に連れてきたので,実家をでたが,漢字もろくに読めないので,風俗で働いていた”ってな凄惨な物語をこの色のない女優さんが淡々と語ると,ちょっとドキッとする.
謎な女優さんです.

佐藤浩市って

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なぜか,三國連太郎さんの息子さんという印象がなくらない.
もうそんなことを思ってみる人はかなり少ないとは思うが.
三國連太郎さんも良い俳優さんでした.”釣りバカ日誌”まで出なくても良かったのに・・・とかは思いますが.
佐藤浩一も結構歳を取ったせいか・・最近老け役が多いです・・・段々お父さんと近い立ち位置になってきているかも知れません.それでも僕世代でも三國連太郎さんはもっと老け役が専門だったので,佐藤浩一はまだ今のところ中年〜老年のちょうど会社をリタイアするかも的な時期の男性を演じることが多いですね.

ストーリはネタバレなので,役者さんの印象を中心に買いてみました.お買いものはしたからどうぞ.

映画とかドラマとか.

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ロック・ザ・カスバ!

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2015年の米国映画.原題は”Rock the Kasbah”とそのまま.「レインマン」のバリー・レビンソン監督作品とのことだが,そもそも「レインマン」をそんなにいい映画だと思っていなかったので,フォローしていなかった.
ビル・マーレイは良い役者さんだなぁ.最初に観たのは「ゴースト・バスターズ」だったけど,その時はコメディアン出身のちょっとひねた役者という程度の印象しかなかったですが,この映画とか,以前観た「ヴィンセントが教えてくれたこと」とかは,結構好きな映画になりました.
ブルース・ウィリスも結構いい年のおっさんになりました.最初に観たのは「ダイ・ハード」.この映画もカッコイイです.
というわけで,おっさんたちが渋い!映画でした.
でも,本当に実話なのかな?イスラム教徒の女性がテレビで歌うことのタブーさ加減が分からないので,ちょっとそのあたりの感覚が噛み合わなかったかも知れません.

ビューティー・インサイド

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2015年の韓国映画.原題は”The Beauty Inside”.定冠詞を除くとそのまま.
韓国映画を久しぶりに観る.多分,上野樹里が出ているので録画したのだろう.
韓国の女優さんってキレイですね.上野樹里と日本語・韓国語でのベッドシーンはちょっとドキドキしました.
韓国映画って一括りにしちゃうと正しくないような気がしますが.どうも観た範囲だと大河ドラマ系と,この映画のようなファンタジーもの2種類なのかなぁという感じがします.
どっちにしても,少しサービス精神が強すぎるような気がする.観ていて疲れるというか,う~~ん,そんなに大げさにしなくても?とか思ってしまいます.好きな人は好きらしいですが,なんかフルオケをバックに歌う演歌を120分聞かされ続ける感がありました.

稲垣家の喪主

http://www.cinra.net/news/20170210-inagakike

珍しく,日本のドラマ.娘が予約録画している大河ドラマを横目で見る以外は,あまりテレビドラマを観ていないのだが,なんとなく役者がよさげだったので,予約録画して観る.
WoWOWのドラマ.広末涼子,森山未來.
基本子供って嫌いな人なんですが,子役の子がかわいい(笑).ただ子役で泣かせようとするドラマは嫌いです.「パーフェクト・ワールド」とか極悪映画だと思いました.このドラマでも(あがり症を恥じていた)子役の子が,「おばさんの弔事は僕が読む!」っていうところで,ちとうるっとしてしまう自分が可愛かったりしました.
このドラマを観る前日に「ビューティー・インサイド」を観たんですが,日本のドラマというか映画は,韓国ものとかなりテイストが違うなぁ.出て来る役者が実に淡々としている.韓国映画だって出て来る人がハリウッド映画みたいに大げさな演技をしているわけではないんですが,広末涼子なんておばさん丸出しだし,森山未來はいつも冷えピタを頭に貼り付けている売れない漫画家役.癖はあるけど,日本人的には”あるある”って感じの人が,特段なにか大きなイベントをこなすとか,運命に抗うような行動を取るわけでもなく.実に淡々としているなぁという感じがします.
小津安二郎とかからの伝統なのかなぁ?ワビサビと通じるのかなぁ?でも黒澤映画とかだとまた違うしねぇ.とか色々考えてしまいます.

殿,利息でござる!

http://eiga.com/movie/82435/

2016年の日本映画.「武士の家計簿」で知られる歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」を映画化したものとのこと.
阿部サダヲ,松田龍平.松田龍平の存在感がいいなぁ.

La La Land

渋谷のTOHOシネマズで観る.
この映画をディスると,友達が減りそうなので,多くは書かないですが,最悪.この監督の作品は基本感性が合わないのだということがよく分かったなぁ.

映画:「野火」(市川崑版)

http://eiga.com/movie/38624/

以前塚本晋也版の「野火」を観た.


きつい映画だったが,興味深くもあったので,市川崑版を観てみることにした.
1959年の日本映画.何故が”Fires of the Plain”というタイトルがあるが,大岡昇平の本の翻訳がそうなっているのかも知れない.

きれいな感じ

一度観ているので,ストーリーは知っているが,塚本晋也版はカラーでもあったせいか,かなりショッキングな描写が多かったように思った.
市川崑版も,同じストーリーなので,観ていて辛くなるのはそのとおりであるが,それでもモノクロだとなにか整った印象を持った.
これはモノクロだからというのはあまり正しくないかも知れない.モノクロでも結構内容のキツイ映画はあったりする(ex ワイダ監督の作品とか)ので,やはり市川崑の作風なのかも知れない.

カニバリズム 組織や戦争

塚本晋也版と違う所というわけでは無いけれど,今回市川崑版を観て思ったのは,組織って生きる手段として捉えると便利な機能を持っているけれど,戦争のような末期的というか非生産的な営為を遂行する組織(簡単にいうと軍隊)を構成する人にはかなり辛い組織なのだなぁという思いを強くした.
長く組織に所属していると,組織の目的が,組織の構成員の目的に化けてしまうことがある(と私のサラリーマン人生は教えてくれる).小椋佳は仮面の肉面化と表現していた.
生きていく目的って何なのかちゃんと言える人ってあんまりいないような気はするけど(少なくとも私は言えない),人生のある時期は組織(企業)の目的が,組織構成員の目的と混濁する時期がある.
ということは軍隊とかに長くいると,その人の人生の目的が,人をより沢山・効率的に殺すことになってしまう.
これは辛い.
生存競争・生殺与奪だけが,目的化すると,自分が生き残るためにカニバリズムに走るという最悪な行動になってしまう.

とはいいながら,所詮は仮面が肉面化しているだけで,その人間が完全に組織に乗っ取られたような状態になっているわけでもなく,食べる側の人間にはなりたくなくて,どんなに追い詰められても(あるいは追い詰められるからこそ)食べられる側になりたいと思ってしまうだなぁ,というようなことを思った.

すこし(かなり?)意味不明な文章になってしまった.

映画:インフルエンザとともに(続き)

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ということで,つづきです.

白ゆき姫殺人事件

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2014年の日本映画.
でている役者さんも悪くない.井上真央,綾野剛,菜々緒.若手だけどいい感じ.
湊かなえが原作の映画ということでストーリーも悪くない.白ゆき姫というタイトルやアナロジーも悪くないセンスだとは思う.
でも,下請けとはいえテレビの人が取材内容をTweetしているという設定はすこしリアルな感じがしない.
少し設定に強引さを感じるのが少しマイナスポイントかも知れない.
ネットに疲れてなにか憂さ晴らししたい方のお買い物はこちらから,

真夜中のピアニスト

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2005年のフランス映画.原題は,”De Battre Mon Coeur S’est Arete”相変わらず読めません.
リード・マイ・リップにテイストが似ているなぁ,リード・マイ・リップの主演の女優さんが脇役で出ているなぁ.とか思っていたら,同じ監督さん(ジャック・オーディアール)でした.
チンピラ不動産屋の若造君が,ピアニストを目指して奮闘・挫折する物語.
こういう映画の設定は割りと好きなのかも知れない.昔子供の頃に母親が”アメリカ映画はハッピーエンドでスッキリするけど,フランス映画はねぇ”と言っていたことを思い出す.この映画も主人公は死なないですが,結局挫折してピアノの先生(中国人)のステージマネージャーみたいな仕事につくことになるので,ハッピーエンドではない.
こういうなんとも言えない寂しさテイストがあるのが,欧州映画の好きなところかもしれません.
ヨーロッパ映画も観てるんだぜって彼女や友達に自慢したい方のお買い物はこちらから,

Ray レイ

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2004年のアメリカ映画.原題はそのまんまで”Ray”.
ジェイミー・フォックスが主演.最近公開されたMiles映画よりかなり似ている.こういう伝記映画はやはり似ているのは必要条件かな?
盲目でジャンキーな黒人歌手ってかなり辛い人生だったんだろうなぁと思う.
レイ・チャールズという歌手にそれほど思い入れはないし,曲もそれ程聴き込んだわけではないですが,50年代からポップシーンで活躍し続けていて,クインシー・ジョーンズが後輩っていう,なんとも大御所感満載な方です.
天才の破天荒な人生を追体験したい方のお買い物はこちらから,

アイ・アム・ア・ヒーロー

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2016年の日本映画.
去年位から劇場で月一回位は映画をみるようにしているが,劇場で見る時には予告編が楽しみです.
この映画も予告編で結構見かけた記憶があり,面白そうだなぁと思っていましたが,結局劇場では観ないで,今回WoWoWの放送で録画を観ることにしました
お金を使って観たら少し後悔するかも知れません.よく出来たドタバタ・ホラーもの映画ですが,いわゆるゾンビ映画に少し塩コショウがかかった程度の違いしかわからなかったです.
それでも,ラスト近くで大泉洋がライフルを連射してゾンビ達を撃滅させる一連のシーンはストレス発散には良いかなぁと思いました.
なんとなくぶっ放したいという危ない方のお買い物はこちらから,

ということで,長かったですが,インフルエンザで罹患・隔離されている状態で一気に観た映画達でした.

映画:インフルエンザと映画(続き)

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ということで,つづきです.

舟を編む

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2013年の日本映画.
これも特段理由があって予約録画したものではなさそう.
邦画は字幕を読まなくていいので楽です.もちろん英語の勉強にはなりませんが・・・
松田龍平はいい役者さんになりましたねぇ.
お父さんも良い役者さんでしたが,家族ゲームでやっと抑えた感じと狂気がうまくコントロールできるような境地に至ったような気がしますが,息子さんは最初からその境地からスタートしているような感じです.
とか言いながら,映画.comを調べてみると,松田龍平の映画ってあまり観ていないことに気がつく.”御法度”がデビューだったんですね.
宮崎あおいさんもきれいな女優さんですが,篤姫の印象が強いせいでしょうか?かわいい顔立ちのせいでしょうか?内面にあるなにか強いものというか,狂気というか,そういう物が前面に出きれていない印象を持ちます.”怒り”でもそういう印象を持ちました.演技も巧い女優さんなので,顔立ちの美しさが邪魔だなと感じる珍しい女優さんです.
ストーリーは辞書を作る話です(シンプル).
壮大な文化事業がどうなされるのかに興味のある方のお買い物はこちらから,どうぞ.

ハッピーエンドの選び方

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2014年のイスラエル・ドイツ合作.原題は”The Farewell Party”.原題より邦題の方が良さげ.
イスラエルとドイツの合作映画っていところからして,ちょっとなんだろう?という感じ.
その映画のテーマが安楽死だったりするのは,歴史的に考えるとかなり皮肉な印象がある.時代が変わったのか?

この映画を観た後に,こういうニュースを読んだりもした(文藝春秋は読んでません^^)ので,少し印象に残ったりもする.
医療の進化で寿命が伸びることは悪い話ではないが,無限に生きたいとは決して思わない.
生老病死っていう位だから,死はきっと苦しいのだろう(経験有りませんので・・).楽に死にたいという望みは贅沢なのかな?
最後の選び方の参考をしりたい方のお買い物はこちらから,どうぞ.

きみはいい子

http://eiga.com/movie/80571/gallery/7/
2015年の日本映画.
ストーリーはありきたりな感じもするが,よく出来た映画という印象.
尾野真千子,池脇千鶴,高良健吾が出ているので,まぁ外れない感じかも知れない.
モンスターペアレント,虐待,サボタージュ等,子供を取り巻く大人たちの群像劇なんかもしれません.
タイトルの”きみはいい子”というのも結構良いし,優しくハグして背中を叩くという子供をあやす仕草が象徴的に使われていると感じる.
こどもの気持ちが分からなくなった方のお買い物はこちらから,どうぞ.

リード・マイ・リップス

http://japan.unifrance.org/%E6%98%A0%E7%94%BB/22008/sur-mes-levres-%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9
2001年のフランス映画.原題は”Sur mes l_vres”.なんて読むんだろう?
少し古い映画だが,画像はわざと古臭く・粗く獲っているような感じ.
主演の女優さんはちっとも美人さんではありませんが,とても印象的です.
ストーリーは割りと普通の犯罪ものという感じですが,主人公の女性が耳が不自由だという設定や,その事を隠して仕事をしていたりしつつ,仕事に邁進するという設定が面白い.
そういう割りとお堅い感じの女性でも,仕事のパートナーを職安でさがす時に男性を指定しようとして,職員から男女差別になるからという理由で拒否されるところから,なにか,少し”お堅い”感じが崩壊し始めて,最後には犯罪者になってしまうという流れが面白い.
つまらない日常から逃げ出すことを夢想するだけに留めておきたい方のお買い物はこちらから,どうぞ.

さて,まだ終わりません.続きます.

映画:インフルエンザで映画

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インフルエンザにかかりました

先週の土曜日に新宿TOHOシネマズで”沈黙 サイレンス”を観ましたが,その後どうも体調が思わしくない状態になってしまいました.
発熱がすごかったです. 土曜日は37.7度程度,日曜日には38度超えを連発していましたので,たまらず,月曜日に通院したところ,流行り物ということもあり,待合室から隔離されて診断を待ち,見事にはやりのインフルエンザA型をゲットしました.
熱があったのは月曜日まででしたが,感染症でもあり,外出ができません.平熱に戻って3日間継続したら,出社して良いとのことでしたので,結局録画し溜めていた映画をこれでもか?というぐらいに一気に観ました.
という,ことで以下になります.

ロパートキナ 孤高の白鳥

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2015年,フランスのドキュメンタリー映画.原題は”Ulyana Lopatkina: A Russian Star”
ロシアのバレエダンサーのドキュメンタリーなのでロシア映画なのかと思いましたが,フランス映画でした.


以前,この漫画に結構ハマったことがあった割には,バレエという様式には未だに馴染みがないということを痛感します.
バレエで知っているのは白鳥の湖程度.この映画に出てくるほとんどの作品は観たことも聞いたこともありません.
漫画”昴”では,主人公の女の子が,バレエを踊っているときに,体重がなくなったかのようにダンスすることで周囲を驚かせるというようなカットが結構印象的でしたが,この映画に出てくるロパートキナというダンサーの踊りには随所にそういう(体重が無いぞ!こいつ!)シーンが出てきます.
ダンサーがみんなこんなことができる訳ではないのかも知れませんが,素人的にはそれだけでびっくりします.
ロパートキナさんは,普通に喋っているとそんなに美人な感じもしない,細身な普通のおばさんなのですが,舞台にのると表情は女優(ニコール・キッドマン似)に見えるし,動きは体重がないというか,重力の存在を忘れてしまうようなダンスを見せてくれます.凄いですね.芸術って基本修練の賜物だとは思いますが,ここまで来るのにはそれ以上に才能も必要なのだろうなぁと感嘆するわけです.
ということで,鳥人を見てみたい方のお買い物はこちらへ.

エイプリルフールズ

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2015年の日本映画.
戸田恵梨香が出ているから録画したのかな?動機を思い出せない.でも,面白かった.
ロバートアルトマンの映画はどれも確かに”群像劇”という感じがする.この映画もそういうカテゴリかなぁ?アルトマンの映画は一つの場面に沢山の人がでてくるという意味で群像劇という感じがあるけど,この映画はバベルとかと似ていて,一見関係ないストーリーが連なっている感じ.
最初,4月1日のエイプリルフールというテーマで,複数のエピソードを描くようなオムバス形式なのかなぁと思ったけど,各々のエピソードがイイ感じてつながっていて,結構小粋なストーリー展開という感じがします.(”小粋な映画”っていうフレーズは昔の淀川長治みたですが・・・)
笑いと涙の両方をそこそこお求めの方のお買い物はこちらから

完全なるチェックメイト

http://eiga.com/movie/80083/gallery/
2015年のアメリカ映画.原題は,”Pawn Sacrifice”.Pawnはチェス用語のようですね.歩兵とか将棋の歩に相当する感じのようです.
W座での放送だったので,観ていない映画だしというあまり理由もなく録画して観ることにしました.
以前 AI関連の本を読んだ時に主人公のボビー・フィッシャーの話が出てきたことを思い出しました.
確かこの映画ではなぜか描かれていないスパスキーとの第6戦.フィッシャーがかなりの定石にない悪手?を打ったとのこと.
そういうひらめきのようなことが本当にAIでできるのか?という論調だった記憶がある.
記憶でも本の中でフィッシャーのその後の奇行が取り上げられていたが,チェスとか碁とかのいわゆる完全ゲームというのは相当先の手を読んで,戦略を組み立てる必要のある,なんとも今から考えると人間の頭脳を無駄遣いするゲームのような気がする.それで精神を病むことになるのだから・・
とはいえ,頭の体操というのは,そろばん読み書き的な,基礎学力として身につけることは重要なので,”過ぎたるはなお及ばざるが如し”って奴かも知れません.
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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲

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2014年のハンガリー・ドイツ・スウェーデン合作.原題は,”Feher Isten”.ドイツ語ですかね?
途中まで,いい感じのヨーロッパ映画だなぁと思って観ていましたが,途中からアクション映画に変貌.
こういう作品は困ります.
反抗期の女の子が飼っている犬がいます.女の子の父親がその犬を捨ててしまいます.女の子は色々あったけど少しずつ父親と和解しつつあります.
犬の方は,数人の手を渡り歩いて,前科のある悪そうな人の手に渡り,闘犬として育成されてしまいます.
この位までは,少しヨーロッパ映画って感じがするんで良いのですが,その後がいまいちです.
犬は保健所の飼育員を噛み殺して脱走.他の犬達と街を占拠しながら,過去に虐待した人間達を殺していきます.
段々,ヒッチコックの鳥みたいになってきます.おいおい・・・って思いながら観ていると,驚愕・呆然とするようなラストが待っています.
犬が嫌い方,犬を過去に虐待したことのある方のお買い物はこちらから

もっと一杯観ていますが,ひとまずこの位にして,パート2へ続きます.

映画:脈絡なく観た映画達

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蜜のあわれ

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2016年の日本映画..
二階堂ふみが出ているので,録画して観る.
以前私の男という映画で,結構鮮烈な印象を持った二階堂ふみでしたが,この映画だとそこまで強い印象はない.
私の男の時には,若いが蠱惑的なセクシーさという感じでしたが,こちらは妖精的・小悪魔的なセクシーさという感じでしょうか?
真木よう子もお化け役で出ていたりするのが少し可笑しい感じもする.
大杉漣は,室生犀星役としては適役かも知れないが,”老い”の方が先にたつ感じがあり,少し違和感を感じる(年齢が近い?せいか,自分のエロい部分を見せられているような感じを勝手に感じてしまうのかもしれません?)
少し現実逃避して違う世界を覗いてみたいときにオススメかも知れません.
お買い物はこちらから,何故かAmazonアソシエイツでDVD/Blue-Layが対象商品になっていないので,原作です.

ディーン、君がいた瞬間(とき)

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2015年のカナダ・ドイツ・オーストラリア合作.原題は”Life”
ジェームス・ディーンとカメラマンのお話.
ジェームス・ディーンに憧れがある世代というわけではないし,主演した映画もかなり前に観たことがあるけど,ストーリーとか覚えていない.
ジョニ・ミッチェルのLive”Shadows and light”の冒頭で引用されているシーンはかなり頻繁に観たので記憶しているけど.
そんなレベルの知識しかないですが,写真とかはやはり街角とかでよく見かけるし,いい感じの写真だなぁと思うことが多い.
フォトジェニックな役者さんだし,印象的ではある.
なんとなく,都会的な人なのかと思っていた.外人さん一般に都会人だと誤解するのは日本人の悪い癖だし,この間会社に来てくれたインターンの子も朴訥とした感じがしたので,ちょっと外人さん=アメリカンジョークを連発する饒舌な明るい人という図式は間違っているのだなぁと思う.
ジェームス・ディーンも実はインディアナの田舎の出身の方なのだそうです,ローカルなコミュニティで幸せに(とはいえ早くに母親を亡くしているようですが)育っているし,地元の英雄の扱いをそれ程嫌がっているような,なにか斜に構えたような性格の人でもないようです.
憧れの映画スターの実像を覗き見できるような気分にさせてくれる映画.
ジェームス・ディーンや古い映画がお好みの方のお買い物はこちらから,

沈黙 サイレンス

http://eiga.com/movie/85561/gallery/6/
2016年のアメリカ映画.原題は”Silence”
新宿TOHOシネマでポイントが溜まっていたので無料で観る.
いい映画ですね.マーチン・スコセッシの映画ってあまり彼の作品から観るという感じでもありませんでしたが,最近良くみるせいかうまく作っているなぁと感心します.
例えば,シャッター・アイランド
ひところのヒッチコックのような感じかも知れません.よく映画監督を”名匠”って賞賛しますが,うまく出来ています,隙がないですね.
ということで,映画の作りかた的な話はあまりなくて(まぁ見れば分かる),ストーリーが良いです.でも,グローバルには受けないでしょうね.
日本が閉鎖的であるというのはある意味コンセンサスになっている感もあります.
ヨーロッパ中心の世界感から,アジア・ワールドワイドに世界観を広げたのは,実は80年代の日米半導体戦争の時期だったのかも知れません.
でも,結局日本はここでも負ける結果になりましたが,市場をグローバル化させた牽引役を担っていたというのは,この閉鎖的な商習慣をもっている国としては不思議なことでもあります,地政学的な言い方をするとヨーロッパからアメリカに移行させた20世紀前半.アメリカから太平洋・アジア地域に移行させた20世紀後半から現在までという図式なのかも知れません.
でも,この映画(というか原作かも?)はもっと踏み込んでいて,根源的な宗教のありかたそのものを問いかけているような感じがします.
ヨーロッパ的な価値観の権化であるカトリックから,日本の文化にある意味強制的に帰化させられた主人公にとって,宗教とはなんであったのか?人間が信じるべき拠り所はなにであったのか,考えさせてくれました.