リップヴァンウインクルの花嫁~女優達と岩井俊二~

リップヴァンウィンクルの花嫁
黒木華

​岩井俊二の映画は,なんか独特のテイストがあるので,好き嫌いが別れるような気がする.
女性が主役という映画ばかり(?)な気もするし,視点が女性的なのではないだろうか?(男性なので女性的という感覚が実は理解できてないけど).
正直にいうと岩井俊二の映画はどうも苦手な感じがする.基本絵が綺麗過ぎるし,時々アクセントをつけるためか,ビデオ映像の粗い画像を混ぜたりするが,却って観辛い.
ストーリーが思春期の中学生の妄想的というか,青臭いというか,そんな感じがある.
まぁ,どの点も好きな人は,こういうのが良いということになるんでしょが,僕には肌が合わないという感じでしょうかね.

リップヴァンウインクルの花嫁

2016年の日本映画.”リップヴァンウインクル”って知りませんでしたが,Wikipediaによると西洋版の浦島太郎物語の主人公のようです.
まぁ,なんといっても黒木華なのである.そんなに美人さんではないですが,なんか憎めない善人キャラが出来るし,とても演技が巧い人だなぁと思う.

cocco
cocco

coccoさんっていう人もこの映画で初めて知りました.歌い手さんなんですね.でもAV女優役というのはなんとなくハマり役なのではないでしょうか?
ラスト近くにでてくるcoccoさんの母親のリリぃも良い演技でした.2016年去年亡くなった方だなぁと思いながら観てしまいました.
この映画は比較的ちゃんと観ることができました.

4月物語

松たか子@四月物語
松たか子

一時間ちょっとの短編映画でした.
やっぱり苦手な作品.観ていて気恥ずかしい感じがしてしまう.

リリイ・シュシュのすべて

2時間30分の拷問でした(笑).
思春期の子どもたちの残酷さを,こんなに退屈に描くことのできる映画ってなかなかないです.
教室で嘔吐するシーンも,レイプされて髪を丸めてしまった女の子も,各々は残酷さというか,鬼気迫る感覚を演出するはずなのかも知れませんが,途中途中に入るネットの書き込みと思しき画面に表示されるテキストが,あまり良い効果を生み出していないようで,ストーリーに没入出来ません.
かなり眠かったし,多分あくびの回数の最多賞の映画になります.
ここまで悪口書いて,amazonのリンクもないものですが・・・

花とアリス


蒼井優と鈴木杏が出ているだけで,締まった映画になりますね.
岩井俊二独特のフォーカスの甘い映像がやはり気に入りませんが,”リリィ・シュシュのすべて”にあった思春期の生々しさが少し薄まっているような感もあり,こちらの方はまだ観たなぁという感じがします.
そうは言いながらも,やはり,ある種の少女漫画的な世界観はあり,やはり何か”青臭い”というか,感じが残ります.

テイスト・映像の感覚は”リップヴァンウインクルの花嫁”と似ていますが,”リップヴァンウインクルの花嫁”には所謂子供が出てこない(黒木華の演じた役は微妙に子供っぽさがありましたが)ので,”青臭い”が気にならなかったのかも知れません.
ストーリーも大人の話ですしね.



ということで,岩井俊二さんシリーズは一端終了です.
どうもこの映画監督さんとは上手く付き合うのは難しいかも知れません.

コメントを残す