読書:『ヌメロ・ゼロ』〜ウンベルト・エーコの遺作〜

2013-12-25-8-reasons-why-your-startup-could-fail/

久しぶりの小説

久しぶりの小説.
基本,本は図書館で予約して調達する人なので,自分の読みたい順番ではなく,予約順に読まされることになる.
それでも,小説は久しぶりなので,やはり現時点での興味はビジネス書だったり,数学・物理系の本になっているんだろう.
そういえば,コンピュータ関連の書籍はかなり長いこと読んでいない.ググれば済むし,そちらの方が新しい情報が手に入るからかも知れない.

ということで,ウンベルト・エーコ

こちらを拝読いたしました.
ウンベルト・エーコというと,イタリアの記号論とかの仕事をしていたような話を聞くので,少し難しいのかな?と構えてしまいます.
高校生or大学生位の時に父親が書棚に,



をおいていたのを思い出します.そういえば,上の本は買ったことがあるのでは?という記憶があります.
でも,かなり分厚い本なので読破した記憶はありません.

こちらを観たことがあるので概ねストーリーは知ってはいますが,結構入り組んだストーリーだったということと,ジョーンコネリーが老成した演技を見せてくれる佳作だったと記憶しています.

ということで,こちらです.
エーコの遺作とのこと.
やはり,ストーリー(というか小説の構成)が入れ子構造になっていて,面白いなと思いました.
プロローグとエピローグに挟まれた本体の部分で,新聞やメディアの情報捏造の模様を,描いています.
昔,新聞に書いてあることを信用するな,と父親に言われたことを思い出します.

よく,デマゴーグという用語を聞くことがありますが,関東大震災のときに朝鮮人が云々とかは完全なデマゴーグ”だった”のかも知れませんが,実は誤報と区別が付かないところが問題なのではないか?と思っていたりします.

真実とはどこにあって,どう表現すれば良いのか?を突き詰めちゃうと,数学になっちゃうので,情報量が欠落しすぎだし,少し形容詞や副詞を盛り込んじゃったところから,真実とはかけ離れて主観の入った表現になってしまう.
ちょっと,パラドキシカルな感じがあります.

エーコが意図的にそういうことを考えさせたかったのか?は分かりませんが,私は上のようなことに考えを巡らせることになりました.

映画:『アノマリサ』

eiga-com-amanorisa

感想

2015年,米映画.
最初観ていて何故これを録画して観ようと思ったのか思い出せなかった.
映画.comで調べてみると,

「エターナル・サンシャイン」「マルコヴィッチの穴」などで知られる鬼才脚本家チャーリー・カウフマンが監督・脚本を手がけた、大人向けのストップモーションアニメ。クラウドファンディングで集めた資金で製作された異色のR15指定作品ながら、その独創性が評判を呼び、第88回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされた。
映画.com

そうか,ストップモーションアニメだったんだ.
マルコビッチの穴の脚本家が作った映画だったんだ.



観始めた時には,”あれ??アニメだっけ??”って感じで観始めましたが,なかなかイケてる映画でした.
なんだろう,この観客に媚びない感じ.

Matrixとか引用するとちょっと感じが違うのかも知れないが,今いる世界だけが,すべてではないということを教えてくれるのかも知れない.
ストップモーションアニメのSexシーンっていまいち感はあるが・・・

後半,主人公が顔の半分をホテルの床に落としてしまうシーン,プレゼンテーションが支離滅裂になるシーン,そして,ラストで日本のなんか変な人形が日本語で歌うシーンが印象的でした.

映画:『Born To Be Blue』と『先生と迷い猫』

感想

2015年のアメリカ・カナダ・イギリス合作の映画.
渋谷Bunkamura ル・シネマで観る.
まぁ,面白いし,イーサン・ホークはかなり熱演で,チェット・ベイカーをうまく演じているし,似ている.
Milesは無茶苦茶似ている人が出てくる.ディズは微妙.
ただ,まぁ,チェット・ベイカーってそんなに好きではない.というか,まぁ上手な演奏家ではない.
なんだろう,チェット・ベイカーってどうしても,

こういう感じと,

こういう感じのギャップで売れている人という印象しかなく,ぶっちゃけ歌もTpも上手ではない(別に恨みはないっす). この映画のストーリーも実は,まぁ知っっているというか,Jazzマンあるある物語で,

の方が,結構ジャンキーとJazzの関係を,正確かつリアルに描いている感がある.
この”Born To Be Blue”という映画でも,ラストで,NYのBirdlandに戻ってきたチェット・ベイカーが結局Dragに戻ってしまい,妊娠させた奥さんを捨て,Milesやディズからの拍手とともに,ヨーロッパに転居するきっかけになるところを描いている訳ですが,まぁ,あるあるって感じです.
結局なんかJazzの演奏家って,破滅的なロックな人達(ジミヘン,ジャニス・ジョプリンとか)の先鞭をつける格好になりながら,80年台まで生き残り,なにか日本(や世界)の高齢化社会にネガティブなインパクトしかなかったのかも知れない.
Jazzの映画って難しいなぁと思う,未だに これが,最高だと思っている.

ということで,今朝みた映画です.これで通院に遅れました(笑)

“cinema-sensei-to-mayoineko”

感想

こちらはWoWoWの録画を観たので,すでにDVD/BDで売っている.

イッセー尾形がいい感じの演技をしてくれます.
前半は割りと,『トイレット』とか『カモメ食堂』とかと同じテイストの映画?とも思ったけど,後半迷い猫を探して,御大岸本加世子とかが右往左往するので,まぁ普通の日本のドラマかな?という印象.
子役の男の子が孤児院にいる(猫殺しを暗喩している)のに対して,イッセー尾形が学校の元校長先生というのが少しスパイスになっているかもしれない.
敢えて苦言を言うと,やはり,前半のマッタリさを徹底するか,後半のイッセー尾形・岸本加世子が右往左往するのか?どちらのバランスを取るのかが難しいような気がした.なんか全体のバランスがイマイチ感があり,マッタリするなら徹底的に,右往左往するならそちらで徹底的にという感じがします.

読書:『ピクサー流 創造するちから』〜なぜハリウッド映画がつまらないか〜

感想

職場環境を社員の自由にさせる.社員のクリエイティビティをどうやったら引き出せるか?という命題は,特にIT系の企業の場合重要な問題なのだろうと思う.
Googleの職場環境が最高に良いというのは多分事実だろう.


そのほか,この本では映画業界ならではの工夫.ミーティングの仕方:作品の問題点を指摘しあうだけ,改善提案は試作品で監督が考える等,それはそれで興味深い.
でも,ものが映画という芸術作品になると,こういうマネージメント手法が本当に役に立つのだろうか?というのが少し気になった.
Pixarの映画は楽しいし,ディズニー映画とは違った少しユニーク・自由な発想を感じることもあるが,エンターテイメント作品だよねって言われると,きっとYesと答えるんだろうな.
Wim Wendersの映画のように,なにか深い感動というか,心になにかを残してくれるような作品ではなくて,悪い良い方をすると,テーマパークのように入って,体験して,楽しかったThat’s Allみたいな世界.
エンターテイメントとしては重要な要素ではあるが,そういう範囲であればきっとマーケティングや企業マネージメントの仕方でコントロールできる世界なのかな?とは思うが,決してそれ以外の映画は作りだすことができない.

Googleのような企業でも,スタートアップを買収したりするのは,そういう自分の持っていない新しい血を欲しているのかも知れない.
でも芸術の場合は,お金で買った(買われた)瞬間に,大切ななにかなくなってしまうような気がするのは,素人のファンダジーなんだろうか?

というようなことを考えましたとさ.

失敗:語彙概念の違う人達(たぶん,その1)

2013-12-25-8-reasons-why-your-startup-could-fail/

どうも話が噛み合わない人がいる

オントロジー(語彙概念)ってどうも人によって違うらしい.”違うらしい”というか経験的には”違う”と断言しても良い.
50歳台の人には,”シニフィアンは一緒だけど(日本語という意味で)シニフィエが違う”という言い方の方がわかりやすいかも知れない(本当か?)
少し,現時点でわかっている範囲で,私と語彙概念の異なる人達の生態系を以下で分析してみる.

ハードウェア系の人

アメリカの大統領選に出馬した二人のかたは,二人共お互いを”嘘つき”呼ばわりしていました.国民の多くからもそう思われているのかも知れません.
私は若いころ,ハードを直接制御するソフト(OS)のメンテナーみたいな仕事をしていたので,結構ハードウェアの担当者と話をせざるを得ないことが多かったです.
ソフトウェアのAPIは,バグがなければだいたい約束した仕様とおりに動いてくれます.動かなければバグなので修正してもらえます(契約関係を除くと). でも,ハードウェアって約束したとおりに動いてくれません.多くの場合かなり安定して仕様どうり動いてくれるのですが,フォールトトレラントなシステムの場合,故障時の動作を決めておく必要があるので,このあたりがかなりしんどいです.
故障って基本仕様とおりに動かなくなる事象全般を指すことになるので,故障した時の仕様を決めるっていう行為自体に矛盾があります.
そんなことはハードウェアを担当している人ならわかっているはずなのですが,ある程度のフォールトトレラント性を求められるシステムの場合どうしても,こういう無理な約束(仕様決定)をせざるを得ない状況になります.
ということも理解はできますが,約束できないことを約束して,出荷後に開き直る態度が多いのにはかなり辟易しました.
この手系な人たちは,一言でいうと”嘘つき”という呼称になるような気がします.
この手系な人たちとの付き合いは,だんだん分かってきて,話半分位しか信用しないというようにしていましたが,結構システムの出荷後に裏切られることが多いので,結構精神的にはキツイです.

ソフトウェア系の人

ハードウェア系の人は基本アナログなので,思考方法がTrueとFalseが連続体で分布しているのかもしれません.ソフトウェアな人は完全に離散系.
わかっている人はかなりちゃんとわかっているし,わかっていないひとは徹底的にわかっていない.
時々わかっていないことを,わかっていると誤解している人が多いのも,この手系な人の特徴かも知れません.
人のことは言えないですが,わかっていないこととわかっていることを区別するように行動しないとなぁと思う.
私はどちらかというとこちら系の人間.

方式系の人

研究所にありがちな人.
いろんなことを知っているけど,戦略や行動に結びつかない人.
”百科事典”な人ということになるかも知れません.

コンプライアンスの意味がわかっていない人

この手系な人の被害を受けたのが最近なので,ちょっと印象(ストレス)になっている.
以前から話が合わないなぁとは思っていたのですが,先週の木曜日にこの人がコンプライアンスに違反した行動に出たので,木曜日の夜に少し考えて金曜日の朝に電話をして撤回させました.
どうも,その行動が気に入らないかったというか,この人は多分(僕と同じ職位なのに)自分がコンプライアンスに反した行動をしているということに気がついていないらしく,金曜日の夕方に呼び出されて”こんな話はあとでどうとでもなる”と大声で主張します.
今の職場の割りとマネージメント層が集まっているフロアーのオープンスペースで大声で言われてしまったので,完全にこちらはびっくりしてしまいました.
どうもこの手系な人は大きな声で自分がすごいんだということを周りに認知させることが目的で行動しているらしく.何を説明しても”分からない”の一点張りです.もう,子供を相手にしているような状態だったので,放置して自分のオフィスに戻りましたが,多分彼は自分の行動が社会的なコンプライアンス上どういう位置づけの行動なのかを,正確に理解できていないということだけが,私には理解出来たわけです.
現在のオフィスというかブースは,決済権者の人がいるブースなので,同じグループですが,若手の人達が決済を取りにブースにやってきます.
説明を横目(耳)で聞いていると,”うぁ〜そんな説明したら・・・”という発言が満載です.
なので,金曜日の件の人だけではないんですが,まぁ,もうちょっとお金を使うということの意味とか位置づけをちゃんと理解して行動してもらいたいものです.
この手系な人は,一言でいうと”不思議ちゃん”という呼称になるのかもしれません.

対策

実はない.
まぁ,すべての人の価値観が自分と同じでなければいけないなんていう考え方自体が間違っているし,不遜
なので,上記の人達は自分のバックグランドをもとに自分の職務を果たすべく頑張って喋っているのだろうから,暖かく見守るしかないし,機会を見つけて(基本,ないことを祈りますが),少しづつでも良いので話を合わせられるようにするしかないです.
とは言いながら,自分だって世の中のことをすべて知っているわけではないので,上に上げた人達でも時々私の知らない正しいことを言ったりしますし,現時点で私が彼らの発言で間違っていると思っていることも社会のルールが変わったり,自分自身が間違っていたりすることもあるのだろうから,一律にどちらかにあわせろという話では無いとは思います.
ということで,”対策”は,オープンマインドで相手の話をちゃんと聞こうということと,間違った考えを持っている人ともちゃんとコミュニケーションをとるようにしよう(コンプライアンス違反な人とはあまり話したくないですが・・・家族もあるので)ということになるかもしれません.

映画:『草原の実験』〜ラストが凄い〜

“cinema-image”

概要

2014年のロシア映画.
プーチン政権でこんな映画が撮れるんだと素朴に感動.
2014年・第27回東京国際映画祭コンペティション部門で,最優秀芸術貢献賞を受賞.

感想

一言もセリフがありません.
でもストーリーが分かります.
絵が美しいです.
ラストが素晴らしいというか凄いです.すべてを説明してくれます.
ただ説明してくる世界観はかなりミゼラブルなものです.
女優さん超美人さんです.でも,女性的というよりも植物的な感じかも知れません.
ストーリーとか演出のせいかもしれません.
かなり,良い映画です.オススメです.
久しぶりにBDかDVDに保存する映画になりました.
とにかくラストに向かってすべてが疾走する映画でありながら,静かな映画です.

映画:「誰のせいでもない”Every Thing Will Be Fine”〜シャーロット・ゲンズブールの説得力〜

Every-Thing-Will-Be-Fine

生まれて初めて映画を3Dで観る

なんか食わず嫌いだったかもしれないが3D映画を初めて観る.
以前ゴダールの映画の本を読んだ時にも3D映画の話が出てきたので,その印象があったせいかも知れない.食わず嫌いを乗り越えることが出来ました.
でも,2D映画を見慣れているせいか,3D映画って情報量が多すぎるような気がする.
途中で軽く頭痛がしました.
割りと淡々としたムードの良いドラマなので,敢えて3Dにしなくても良いのでは?と思うのですが,芸術家さんてやはりこだわりがあるんでしょうね.

感想

Wim Wendersらしいシュール(っていう表現にすこし違和感はあるが・・・)な映画.
主人公の小説家がシャーロット・ゲンズブールの子供を事故死させるところから話が始まる.
息子を殺されたシャーロット・ゲンズブールが何故か?その小説家の膝枕で熟睡してしまう.というのが面白いなぁと思った. 憎しみを乗り越えることの価値なのかも知れない.
シャーロットというと若い頃の,フレンチ・ロリータのアイコン的な印象を持っていましたが,この映画でいい感じに歳をとったなぁと思いました.
作り物感のある美女ではないですが,存在感というか説得力がすごい役者さんになったなぁと,かなり印象的でした.
シャーロットの息子は二人いて,一人は小さいころに主人公に事故死させられるわけですが,残された一人の子供が小説家の主人公に惹かれつつも(母親役のシャーロットもかも?)反発するある種の父性もののような感覚もある.
シャーロットが旅立ち,生きている息子が主人公と和解するというラストは少し予定調和感があるけど,そこまでに至るプロセスが丁寧に描かれているので,割りと好きな映画の部類に入るように思える.
”誰のせいでもない”という邦題はかなり良い線を行っているかも知れないが,”Every Thing Will Be Fine”とは少しニュアンスが違うし,この映画の趣旨は”誰のせい”か?という話ではないので,少しポイントを外している感がある.惜しい,悪くは無いのだが・・・

過去のWim Wenders作品達

まぁ,何をおいてもこれですね.
“Als das kind, kind war”
唯一ドイツ語で覚えているフレーズです.このフレーズから始まり,天使が人間になるというファンダジーでありながら,前半モノクローム,後半カラーという映像表現で,リアルな気分にさせてくれる.美しい映画です.大好きです.
やはり結構良いです.
”パリ,テキサス”は良いです.オススメです.
ナスターシャ・キンスキーの最高傑作だと思います.ラストで涙がでます. この映画が公開されたころに会社に入社しました.
当時の先輩と,日比谷か有楽町に観に行きましたが,あまりの難解さに,先輩が絶句していたのを思い出します. この後,やはり仕事が忙しくなり映画と距離があったのかもしれません. これを,渋谷Bunkamuraかどこかで観た記憶があります.

結構好きな監督だと思っていたのですが,こうやって思い出してみると,”パリ,テキサス”と”ベルリン天使の詩”が最高傑作でした.
って過去形で言っちゃいけないかも知れないですが,その位インパクト巨大な映画でした.

映画:WoWoWで観た作品たち

“cinema-image”


アメリカ英語って実はあまりちゃんと聞き取れない.どちらかというとイギリス英語の方がいい.とはいえ,どちらも分からないという意味では大同小異です.
中年のおっさん二人組がイタリアのレストランやホテルを遊び回るという話.内容は来年の前半には忘れているかも?って位印象が薄い.
イギリス英語でいろんな映画の話や,アル・パチーノとかロジャー・ムーアとかの真似をされると,少し微笑ましくなってします.
テレビ東京によくある,グルメ旅系な映画かもしれないけど,割りときれいなイギリス英語で映画の話とかものモノマネとかされると結構好きになってしまう.なんか,特段すごく美しい映画だったりとか,ストーカーがすごいとかいうことは無いんだけど,小粋な映画って感じでしょうか.

2014年のカナダの映画.
カナダに春とか夏ってないの?ってくらい雪のシーンが多い.
幼児虐待の話.直接的に虐待のシーンがあるわけではないですが,子供をうしなった両親と,虐待組織を追いかける警察官の関係(ときには対立,ときには協力)が面白い.
日本でも,それなりにはある話だと思うし,過去に猟奇的な事件もあったが,多分国土が広い分だけ人の目が届きにくい世界で生きているとこういう事件に巻き込まれるケースが多いのだろうなと思う.
あまりこういう内容をネットで探したことすらないので,実体(ネットに実体はないとは思うが)はどうなんだろう?

失敗というカテゴリを追加してみる.

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失敗についてちゃんと書いておこうと思い始めた

会社で部下や若手に”失敗しようぜ!”と言うことが多い.
ポジティブに”チャレンジしようぜ!”と言ってもあまり伝わらないような気もするので,”成功を目指すのではなく,失敗から学ぼう”という意図もあって,あえて極端な言い方をしてみるようにしたわけです.
が,あまり浸透しないですね
自分自身,現在の職場が長いので,失敗する前に体裁を取り繕う手練手管を心得てしまっているのかも知れません.
とは言いながら仕事や日常生活のなかで何か失敗はあるはずで,つまらないことでも良いので,失敗は失敗として記録に残し,その時はどう考えて,失敗から何を学んだのかをちゃんと自分の中で定着させておくのは悪いことではないだろう.と思い始めました.(トリガは不明ですが)

会社人生で一番の失敗

これは文句なく(文句言われる筋合いも無いですが),数年前所謂燃え尽き症候群に陥ったことです.
オーバーワークは,ロングタームでは却ってマイナスになるということを痛感した次第です.
今では,18:00以降の時間に打ち合わせは入れない.17:00退社が基本.徹夜は全くしない.ストレスが溜まったら瞑想する.お酒も我慢しない.等を心がけております.

2016年11月4日の失敗

会社でプレゼンをしないといけないことになってしまいました.
資料はかなり前に仕上げてあったし,前々日に突然上司のチェックが入りましたが,資料自体はマイナーチェンジで済みました.
資料は2枚構成.一枚目は技術的な内容.二枚目はこの技術の出口戦略的な内容のスライド.
資料準備の時には二枚目の方の内容が結構悩ましくて,苦労しました.
プレゼンの持ち時間は5分.
今の会社の元OB/OGが沢山出席する場だったので,少し緊張してしまいました.
どういうわけか準備にあまり苦労しなかった一枚目のスライドの説明が,長くて冗長.喋りながら”あぁ俺緊張しているし,聴いている人にも伝わってしまう”と思いながら喋ってしまいました.
苦労した方の2枚めの方は割りとスムーズに終わりましたが,多分5分は軽くオーバーしたプレゼンになってしまいました.
懇親会の会場への移動の途中で,上司から”XXX”っていう説明は分かりやすかったよ.と言ってもらえましたが,基本優しい上司の性格を知っている分,却って恐縮してしまいます.
懇親会でも当たり障りの無い対応に心がけたつもりですが,参加してくれている人たちが現職のOB/OG(の偉い人)だったので,結局次の日の土曜日まで緊張が解けなかったです.

という訳で5分のプレゼンだからといって舐めて練習しないのは良くなかった.頭の中のシミュレーションだけだと,結局説明内容がこんがらがるだけなので,何をどう喋るのかちゃんと書き下すようにしないといけない.
会場が思いの外広かったのも緊張を助長したかも知れません.社屋内の発表なら場所をちゃんと事前に確認できるし,社外でもインターネットで簡単に調べることができるので,会場の広さや参加者を下調べしておく必要がある.
次の日の土曜日は,結構彷徨うようにして川越の小江戸待ちまで出かけて,あるお寺で瞑想したら少し気分が晴れました.失敗で気分が落ち込んでいるときにはもう少し早めに瞑想して,もっと早くリカバリするようにしよう.
というのが,今後の教訓です.