映画:最愛の子

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最愛の子

2014年の中国・香港合作.原題は,”親愛的 Dearest”.
思ったより良かった.
中国は一人っ子政策の影響もあって,子供の誘拐が多いというニュースを観たことがある.
ということで子供の誘拐の話し.
誘拐される子供の両親が離婚していて,何故か父親が親権を持っているとのこと.母親の車を追いかけている子供が道の曲がり角の所でとおりを走っている車の影に隠れた瞬間にさらわれるシーンがなぜか印象的だった.
その後,母親がこの時子供が追いかけて来ているのに気がついていたのに車を止めなかったというのを告白するシーンも,なかなかグッとくる.
誘拐犯の嫁は,夫が誘拐してきた子供だと(たぶん)知りながら,自分が不妊症だと信じ込んでいたのもあり,子供を育ててた.
ラストで誘拐犯の嫁が妊娠していることが分かるというのは結構秀逸な終わり方.

しかし,東アジア(韓国・中国)の映画って結構テイストが似ているような気もする.こういう人情噺的なものもあるし(そういう意味では日本の落語もその一派かも知れない),グリーン・デスティニーとかのファンタジー感も,韓国映画や,日本の岩井俊二の映画とかで共通感があるような気がする.
でも,なんか違う.何が違うのか巧く書けないです・・・セリフの言語が違うだけなのかなぁ?

ただ,この後のドキュメントシーンが余計で興ざめしてしまった.ラストが良かっただけに本当に余計なカット.
ジャッキー・チェンの映画とかでこういうメイキングシーンが入るのをよくみるが,本編に続けて見せなくてもいいのに・・とか思う.

映画とかドラマとか.

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ロック・ザ・カスバ!

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2015年の米国映画.原題は”Rock the Kasbah”とそのまま.「レインマン」のバリー・レビンソン監督作品とのことだが,そもそも「レインマン」をそんなにいい映画だと思っていなかったので,フォローしていなかった.
ビル・マーレイは良い役者さんだなぁ.最初に観たのは「ゴースト・バスターズ」だったけど,その時はコメディアン出身のちょっとひねた役者という程度の印象しかなかったですが,この映画とか,以前観た「ヴィンセントが教えてくれたこと」とかは,結構好きな映画になりました.
ブルース・ウィリスも結構いい年のおっさんになりました.最初に観たのは「ダイ・ハード」.この映画もカッコイイです.
というわけで,おっさんたちが渋い!映画でした.
でも,本当に実話なのかな?イスラム教徒の女性がテレビで歌うことのタブーさ加減が分からないので,ちょっとそのあたりの感覚が噛み合わなかったかも知れません.

ビューティー・インサイド

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2015年の韓国映画.原題は”The Beauty Inside”.定冠詞を除くとそのまま.
韓国映画を久しぶりに観る.多分,上野樹里が出ているので録画したのだろう.
韓国の女優さんってキレイですね.上野樹里と日本語・韓国語でのベッドシーンはちょっとドキドキしました.
韓国映画って一括りにしちゃうと正しくないような気がしますが.どうも観た範囲だと大河ドラマ系と,この映画のようなファンタジーもの2種類なのかなぁという感じがします.
どっちにしても,少しサービス精神が強すぎるような気がする.観ていて疲れるというか,う~~ん,そんなに大げさにしなくても?とか思ってしまいます.好きな人は好きらしいですが,なんかフルオケをバックに歌う演歌を120分聞かされ続ける感がありました.

稲垣家の喪主

http://www.cinra.net/news/20170210-inagakike

珍しく,日本のドラマ.娘が予約録画している大河ドラマを横目で見る以外は,あまりテレビドラマを観ていないのだが,なんとなく役者がよさげだったので,予約録画して観る.
WoWOWのドラマ.広末涼子,森山未來.
基本子供って嫌いな人なんですが,子役の子がかわいい(笑).ただ子役で泣かせようとするドラマは嫌いです.「パーフェクト・ワールド」とか極悪映画だと思いました.このドラマでも(あがり症を恥じていた)子役の子が,「おばさんの弔事は僕が読む!」っていうところで,ちとうるっとしてしまう自分が可愛かったりしました.
このドラマを観る前日に「ビューティー・インサイド」を観たんですが,日本のドラマというか映画は,韓国ものとかなりテイストが違うなぁ.出て来る役者が実に淡々としている.韓国映画だって出て来る人がハリウッド映画みたいに大げさな演技をしているわけではないんですが,広末涼子なんておばさん丸出しだし,森山未來はいつも冷えピタを頭に貼り付けている売れない漫画家役.癖はあるけど,日本人的には”あるある”って感じの人が,特段なにか大きなイベントをこなすとか,運命に抗うような行動を取るわけでもなく.実に淡々としているなぁという感じがします.
小津安二郎とかからの伝統なのかなぁ?ワビサビと通じるのかなぁ?でも黒澤映画とかだとまた違うしねぇ.とか色々考えてしまいます.

殿,利息でござる!

http://eiga.com/movie/82435/

2016年の日本映画.「武士の家計簿」で知られる歴史家・磯田道史による評伝「無私の日本人」に収録されている一編「穀田屋十三郎」を映画化したものとのこと.
阿部サダヲ,松田龍平.松田龍平の存在感がいいなぁ.

La La Land

渋谷のTOHOシネマズで観る.
この映画をディスると,友達が減りそうなので,多くは書かないですが,最悪.この監督の作品は基本感性が合わないのだということがよく分かったなぁ.

読書:「<インターネット>の次に来るもの」

http://blogs.3ds.com/japan/beyondtheiot/

(近)未来を知りたいというのは不思議な行動ですが,読書って基本未知なことについて知見を得るための活動で,”{未知なこと}∋近未来”なので,自然な話しでもある.
そういう近未来の予測モノの本としては,以前カーツワイルのシンギュラリティの本を読みましたが,


正直いうと,本当か?という感想でした.時期を明示しない予測というのは,説得力に欠くのかも知れません.確かに”遠い将来”にシンギュラリティがやってくるのかも知れないですし,それを否定する材料も傾向もないですが,むしろ,

こちらの本のように,2050年位をターゲットに,「強いシンギュラリティ」ではなく「弱いシンギュラリティ」がやってくると予測する方が,(根拠はないですが)妥当な感じがします.
ただ,根拠があるないという意味では,カーツワイルの本(というか彼の説明ロジック)には,一応根拠が記載されていますが,こちらの”次にくるもの”の方では,根拠よりも過去からの技術トレンドを根拠にしている論調でした.ただ,技術の進展は,連続・非連続(あるいは,持続的・破壊的)な傾向も合わせもっているので,過去から未来を予測するのもまた難しいんだろうなぁと思います.
というわけで,結論はどちらの本も説得力は今ひとつだし,未来予測の本って基本は,過去のトレンドを総括する方に主眼(効用)があるんだろうなぁと思った次第です.

映画:やっぱりまだ一杯録画がある

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WoWoWのページはchromeのタブに登録してあるので,毎日見てはいるが,流石に一週間に何本も録画していくと,借金が溜まっていくにきまっているので,一旦録画予約の追加を凍結して,今HDに溜まっている映画を観ることに専念することにしました.
一旦捌けたら,週に2~3本ペースに落とすようにしましょう.

マクベス

http://eiga.com/movie/83319/gallery/4/
2015年のイギリス映画.原題は,当然”Macbeth”.最後の”th”の発音がちょっとエッチ(笑).
タイトルから分かるとおりシェークスピア原作の映画.
シェークスピア劇は(たぶん)オリジナルに近いセリフだとかなり難解になっちゃうんではないだろうか?
シェークスピア劇を現代版に焼き直した映画は結構あるが,セリフの難解さはあまり気にせずに,ストーリーを楽しめるような気がするが,この映画のセリフは(たぶん)オリジナルに近いので少しストーリーが分かりにくい.
(字幕の翻訳のせいかも知れない)
最近は割りと,イギリス映画なら字幕を見なくてもセリフはヒヤリングできような感じになってきているが,この映画のイギリス英語はかなり古いせいか,ほとんど分からない.字幕も分かりにくいと来ている.
とはいえ,映像が凝っているので,面白い.
たぶん,(古い)英語に詳しい人はセリフも楽しめるのかも知れないけど,そっち系じゃない人には,映像の美しさというか,映像美を堪能してもらえるのではないかと思える.
そんな方のお買いモノはこちらから.

サンローラン

http://eiga.com/movie/81858/gallery/4/
2014年のフランス・ベルギー合作映画.原題は,そのまんま”Saint Laurent”.
なぜか観ていて,日経新聞の私の履歴書という欄に高田賢三が書いていた記事を思い出したり,尾野真千子が出ていた朝ドラ「カーネーション」を思い出したりした.
時代感というのがあるんだろうなぁ.アンディ・ウォホールとかがアイドルとして出て来るのも時代を感じさせる.
ただ,やはりゲイもの映画は辛い.決してそういうことを差別する意図はないが,見た目男性と男性がキスするシーンというのにはどうしても抵抗感がある.
老いていくゲイの芸術家の姿を追いながら,時間が交錯する,ラストに向けたストーリー展開は結構良い.

インドシナ

http://eiga.com/movie/42525/
1992年のフランス映画.原題は,そのまんま”Indochine”.フランス語だとこういうスペルなんだぁ.
流石にHDの容量が一杯になりつつあったので,平日に二回に分けて観る.2時間45分の超大作なので,結構覚悟してみないといけないんだぁと,平日に観たことを後悔した.
多分会社に入った直後位に公開された映画で,一回目は劇場で観たのではないだろうか?覚えていない(笑).でも,観ながら,あぁこれは前に観たと確信.
過去にヨーロッパ人がアジアでやった植民地政策を美化しているんでは?とか少しポリティカルな見方を,途中していたが,これだけ長い映画でストーリーもそこそこ良いので,結構満喫できる.
ちょっとバブリーな映画かも知れない.
リン・ダン・ファンというベトナム出身のフランス語が堪能な女優さんが印象的.映画.comで探してみると結構寡作な方のようです.以前「真夜中のピアニスト」という映画を観ましたが,この映画では主人公のピアノ教師役だったはずです,中国語を喋っていたような気がするので,マルチリンガルな役者さんかも知れません.
20年近く経過した後の映画でしたが,美しさがそのまんまだなぁ.女優さんって凄い.そういう意味ではカトリーヌ・ドヌーヴとかはほぼ化物領域かも?(暴言)

映画:「野火」(市川崑版)

http://eiga.com/movie/38624/

以前塚本晋也版の「野火」を観た.


きつい映画だったが,興味深くもあったので,市川崑版を観てみることにした.
1959年の日本映画.何故が”Fires of the Plain”というタイトルがあるが,大岡昇平の本の翻訳がそうなっているのかも知れない.

きれいな感じ

一度観ているので,ストーリーは知っているが,塚本晋也版はカラーでもあったせいか,かなりショッキングな描写が多かったように思った.
市川崑版も,同じストーリーなので,観ていて辛くなるのはそのとおりであるが,それでもモノクロだとなにか整った印象を持った.
これはモノクロだからというのはあまり正しくないかも知れない.モノクロでも結構内容のキツイ映画はあったりする(ex ワイダ監督の作品とか)ので,やはり市川崑の作風なのかも知れない.

カニバリズム 組織や戦争

塚本晋也版と違う所というわけでは無いけれど,今回市川崑版を観て思ったのは,組織って生きる手段として捉えると便利な機能を持っているけれど,戦争のような末期的というか非生産的な営為を遂行する組織(簡単にいうと軍隊)を構成する人にはかなり辛い組織なのだなぁという思いを強くした.
長く組織に所属していると,組織の目的が,組織の構成員の目的に化けてしまうことがある(と私のサラリーマン人生は教えてくれる).小椋佳は仮面の肉面化と表現していた.
生きていく目的って何なのかちゃんと言える人ってあんまりいないような気はするけど(少なくとも私は言えない),人生のある時期は組織(企業)の目的が,組織構成員の目的と混濁する時期がある.
ということは軍隊とかに長くいると,その人の人生の目的が,人をより沢山・効率的に殺すことになってしまう.
これは辛い.
生存競争・生殺与奪だけが,目的化すると,自分が生き残るためにカニバリズムに走るという最悪な行動になってしまう.

とはいいながら,所詮は仮面が肉面化しているだけで,その人間が完全に組織に乗っ取られたような状態になっているわけでもなく,食べる側の人間にはなりたくなくて,どんなに追い詰められても(あるいは追い詰められるからこそ)食べられる側になりたいと思ってしまうだなぁ,というようなことを思った.

すこし(かなり?)意味不明な文章になってしまった.

読書:「暗号技術入門~秘密の国のアリス~」

結城浩さんの本は基本分かりやすい.
さらさら読める.
ビジネスマンの作文法としても参考になると思う.

概念はほぼ理解しているつもりではいたが,公開鍵暗号を説明してくれた数学者の本


だと,合同式ってわかりにくいなぁ・・・というのが正直な感想だったが,この本の解説だと本当にわかったような気にさせてくれる.
とはいえ,合同式って基本剰余計算というか,時計のアナロジーでしかないんですが,これが何故に素因数分解の計算困難性とつながるのかは実はちゃんと説明できかったりします.

それでも,対象暗号,公開鍵暗号,一方向ハッシュ関数(チェックサムみないなの(笑)),メッセージ認証コード,ディジタル署名,暗号鍵,乱数,量子暗号(ついでに量子コンピュータ)とかなりボリュームのある内容にも関わらず,さらっと読めてわかった気にさせてくれる.著者の筆力は感嘆するしかないです.

最近はセキュリティというかなり曖昧語に加えて,個人情報保護法なんていう著作権法並の悪法があったりするので,こういう暗号技術の概要や,それを知ることでリテラシーが上がる・限界をちゃんと理解するということは生きていく上では重要なことだと思う.
SSL/TLSを使った暗号技術で通信経路の情報は秘匿できるけど,Amazonに登録しているカード情報が流出することを暗号技術で防げるわけではない,ってまぁ言われて見れば当たり前の話しなので,単にhttpsっていうキーワードだけですべてを信用してはいけないし,できない.
結局,ありとあらゆる情報を秘匿しては他人とコミュケーションは取れないし,取引もできないし,便利なサービスを受けることはできない.とてもステレオタイプな言い方だけど,所詮利便性と安全性のトレードオフ問題の中で,ある拮抗点に生きているだけなのだと,理解しておく必要はあるんだと思う.

ということで,今の世の中でネットを使ってそこそこ安全に生活したくて,そういったリテラシーを強化したいなぁとお考えの方のお買いモノはこちらから

菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール@BNT

菊地成孔をライブで聞くのはこれで二回目.
一回目は,新宿PIT-INでカルテット.大西順子・類家心平が出ていて,かなり本格的なJazzでした.MCもたっぷりあって,楽しいライブでした.

今回は,ペペ・トルメント・アスカラールということでテイストが違うんだろうなぁと思いながらも,AppleMusicで聴いていたときには結構エグい音楽だなぁと思っていたので,期待半分・恐ろしさ半分という感じで出かけました.

結論からいうと,イヤホンとかステレオセットで聞く音楽ではなくて,ライブで聴かないと分からない音楽でした.

Ts/As,Dr,Perc,ストリングカルテット,バンドネオン,ピアノ,豪勢な編成.フォーマルな姿でステージに登場.
菊地成孔というとMCが面白いけど,歌・ラップや詞の朗読(?)以外にはボイスパフォーマンスなし.

ポリリズムの嵐.タンゴ的(そのもの?)
ストリングカルテットのアレンジが退廃的.現代音楽的.凄い.バイオリンの(たぶん)インプロビゼーションソロがこんなに狂おしいものとは初めて知った.
パーカッション的なピアノとハーモニーを歌うピアノが倒錯.
バンドネオンはタンゴ的というよりもソプラノボイス,ソプラノサックスのように耽美なメロデイ.

なんだろう,巧く表現できないが,耽美・世紀末・デカダン・背徳・精神を病んでいる,なにかネガティブなワードしか出てこないが,そういうネガティブさに憧れたていた子供時代に戻ったような・・・錯覚?

どこまでがアレンジされていて,どこまでインプロビゼーションなのか判別が付かない.
ただ,美しいが,見てはいけないものを見ているような感覚. 生まれて初めて女性の性器を見てしまったような背徳感と恍惚感,達成感.
一日たったがまだ,毒気にやられているのかも知れない.

映画:録画が多すぎる,減らさねば

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愛して飲んで歌って

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2014年のフランス映画.原題は”Aimer, boire et chanter”.相変わらずフランス語は読めません.
2014年3月に他界したフランスの名匠アラン・レネの遺作.とのことですが,改めてこの監督さんの映画を調べてみると,この人の監督作品では初めて観る映画のようです.最初に観る映画が遺作かぁ.
セットが舞台っぽい.演技も映画というよりは舞台っぽい.エピソードの間に車からの実写と,次の場面の建物のパステル画っぽい(絵のことは知らないので間違った表現かも?)絵が出てきて,次のシーンへ移る.
ちょっと,絵描きさん向けのスノッブなテイストがあるように気がします.
ストーリーも,なんか小洒落ている感じで浮揚感があります.
なんかキレイな絵に囲まれて,シンプルな人生に憧れる自分に気がついたら,この映画を観ても良いかも知れません.そういう方のお買い物はこちらから.

ヴィクトリア

http://eiga.com/movie/83170/gallery/2/
2015年のドイツ映画.原題は,そのままで”Victoria”
140分ワンカットの映画だということを検索して初めて知る.
そういうふうには観ていなかったが,言われてみるとそうだなぁ.でも,途中でVictoriaが弾くピアノが強烈に巧くて・すごくて,超感心したし,これをノーミスで140分ぶっとおしで演技したかと思うと,気が遠くなりそうです.凄い.
久しぶりに,きっとまた観たくなるに違いないということで,BDにコピーしました. BDを覗いてみると,

が入っていた.これも良い映画でしたが,どうもやはりこういうヨーロッパ映画っぽいのが好みのようです.
息継ぎをするのを忘れる映画体験がしてみたいという方のお買い物はこちらから,

さざなみ

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2015年のイギリス映画.原題は”45 Years”.珍しく邦題の方が良い.
かなり渋い作品.主演のシャーロット・ランプリングの眼力が凄い.
シャーロット・ランプリングは,どうも顔や演技には記憶があるのだが,出演作が思い出せなかったが,

こちらに出演していたんですね.これは観ました.
映画自体は,ストーリーに起伏がないぶんだけ,役者さんの演技で見せるタイプの映画かなぁ.
イギリス人の最近の英語ってこんな感じなんだぁ.
45年も結婚生活を続けて,まだ,こんなに仲がいいんだぁ.ケイト(シャーロット・ランプリング)の表にでない嫉妬感が凄い.
という感想.
まったりと,結婚生活を振り返り,女性の嫉妬の恐ろしさを確認したい方のお買いものは,こちらから.

ということで,3本しか減っていません.
一週間に録画する本数と観る本数があきらかにアンマッチ.どこかで調整しないとHDがあふれるので,ちょっと考えよう.

映画:2017年2月までに観た映画達

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アカデミー賞の発表時期になると俄然WoWoWで放送される映画のアカデミー賞率が上がります.
とはいえ,一部アカデミー賞と関係ないのもあるので,記事のタイトルには”アカデミー賞”という言葉を入れていません.

6才のボクが、大人になるまで。

2014年のアメリカ映画.原題は”Boyhood”.Weblioによると”少年時代、少年期、少年たち、少年社会”という意味とのこと.邦題も悪くないけど,直訳だと井上陽水の曲と誤解されることを恐れたという邪推に+1です. 6歳から18歳までの男の子とその家族の成長を描いた映画.
6歳の子役が実際に18歳になるまでを描いています.お母さん役のパトリシア・アークエットさんが,無残に老いていきます.お父さん役のイーサン・ホークはかっこよく歳をとります.
子供時代には,裏庭に埋まっている動物の死骸を眺めているちょっと暗い感じの主人公でしたが,リアルにそういうキャラな人だったのかも知れません.最後の18歳の頃には絵描きさんの卵に育ちます.
イーサン・ホークはダメなお父さん役で,パトリシア・アークエットは多難な結婚人生を歩みながら,大学で学位をゲットする頑張りやさん.
その時々で大統領候補や大統領の名前も変わり,バブル時代だなぁとか,アメリカ人ってトランプを支持したりするメンタリティがもともとあったんだなぁとか,なんか遠い目になる気分です.
でも,良い映画です.こういう映画は好きです.

サウルの息子

2015年のハンガリー映画.原題は”Saul fia”.多分ハンガリー語なので読めませんが,スペルからして邦題は直訳.
ホロコーストものの映画はどれも観ていて辛いです.
ガス室で死体処理をするユダヤ人の話しなんですから,書いていても気持ちが悪くなります.
人間の体(遺体)がまるで,屠殺場の動物たち,あるいは,モノのように処理されていきます.
そんな中で息子?と思われる遺体の葬儀をなんとか行ってもらいたいサウルさんが,なんというか,頑張ります(なんかこの表現に違和感がある).
キツイ映画でした.

アニー・ホール

1977年のアメリカ映画(というか,Woody Allenの映画).原題はそのまま”Annie Hall”.
基本Allenの映画は好きなので,上の”サウルの息子”で辛かった映画体験を一気に癒やしてくれます.
ストーリーは,特段どうということのない,恋愛映画.Allenが主役ですが,ダイアン・キートンがかわいい.
最近のダイアン・キートンは良い老け役の女優さんになりましたが,最初ダイアン・キートンがAllenに出会う時の可愛さといったらちょっと昇天ものです.
この映画でアカデミー賞を取り,Allenだから授賞式には出てないでしょうが,ダイアン・キートンと結婚,離婚.
いまこうやってこの映画を観てみるとAllenの人生はこの映画そのものだったのかも知れません.
その後作った映画も傑作ばかりです.オススメな監督&役者さんです.

ブラック・スワン

2010年のアメリカ映画.原題はそのままで,”Black Swan”. ナタリー・ポートマンとウィノナ・ライダーという(僕にとっての)2大女優の共演です.
でもウィノナ・ライダーはかなりチョイ役. この映画に出ていたときには,失神しそうなくらい可愛かったです.
ナタリー・ポートマンは, この映画で,ジャン・レノに泣いてすがるシーンと,ラストで観葉植物を土に埋めているシーンの演技で,気絶させられそうになりました.
なんでもこのブラック・スワンという映画で出会った振付師の方と結婚されたとのこと.月日が立つのは速いものです.

映画自体もよくできていると思いました.アカデミー賞を取りそうな感じ.
プリマというプレッシャーや,お母さんとの確執から,徐々に精神をやんでいく芸術家の姿を,キレイでグロいゴシックっぽい絵の中で描いています.

火の山のマリア

2015年のグアテマラ・フランス合作.原題は”Ixcanul”.はい,読めません.
この映画も辛い映画です.ガテマラのかなり貧しい少数民族(?)の少女のお話.
冒頭,家畜の豚を交尾させようとしてお酒を飲ませるシーンで始まりますが,彼女はその豚と同じように酔った勢いで村の若い人と性行為におよび,妊娠.
地主の小作人一家の一人のようですが,地主の土地に蛇が出てきて耕作ができなくなって,生活もかなり困窮します.
これでもかって位不幸のオンパレードです.
自分の生活が不幸だと思ったときに観ると,これよりはましだと思えて気を取り直すキッカケになるような映画かも知れません.
幸せな人は観るのを避けるのがオススメです.